プロフィール
「ビロードのような美しさ」
「ヴァイオリンって、ヴォーカルなんですね」
様々に表現される、小林倫子のヴァイオリン。
5歳より、ヴァイオリンをはじめる。
全日本学生音楽コンクール東京大会、小学校の部、中学校の部に入選。
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学にて学ぶ。
1997年、同大学室内楽演奏会に出演。
1997年9月より、ロンドン、ギルドホール音楽院に留学。
2000年、同音楽院からの交換留学生として、ドイツ、ロベルト・シューマン音楽大学にて研修。
2001年、ギルドホール音楽院学士課程主席卒業、翌年修士課程修了。
2003年、コンサートリサイタル・ディプロマを取得。その後は室内楽フェロー(研究員)として在籍。
在学中は同音楽院から全額奨学金のほか、野村国際文化財団からも助成を受ける。
第69回日本音楽コンクール入選、北ロンドン音楽祭・無伴奏バッハコンクール優勝、リピッツァー国際ヴァイオリンコンクールにて特別賞、クロイドン・シンフォニーオーケストラ・ソリスト賞など、受賞歴多数。
ギルドホール音楽院では、ヴァイオリニストに対して与えられるすべての賞を獲得したほか、名誉あるゴールドメダル・コンペティションにおいて銀賞を受賞した。
ソリストとしては、クロイドン・シンフォニー・オーケストラ、エプソム・シンフォニー・オーケストラと共演した他、ロンドンのバービカンホールにてバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番を演奏、大喝采を受けた。
ウィグモア・ホール、セント・ジョンズ・スミス・スクエア、セント・マーティン・イン・ザ・フィールド等、ロンドンの主要ホールでリサイタルを開催。
フランス人ピアニストオリヴィア・キャノルと「デュオ・メリザンド」を組み、リサイタルを行なうほか、ピアノ三重奏団「フロイデ・ピアノ・トリオ」を結成し、フェスティヴァルに招かれるなど、室内楽演奏活動も精力的に行った。
これまでに、室谷高廣、徳永二男、デイヴィット・タケノの各氏に師事するほか、巨匠ルッジェーロ・リッチにも長年にわたって教えを受けた。
2004年、浜離宮朝日ホールでのデビューリサイタル(野平一郎氏と共演)を機に帰国。その後も定期的にリサイタルを開催している。→これまでのリサイタルはこちら。
2009年、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演。
ラ・フォル・ジュルネTokyoのエリアコンサートなどに出演する他、ソロ、室内楽など幅広く活動。
「クラシック」というバックグラウンドから、時には足を踏み出し、「心に響く音楽」をモットーに活動中。
教育にも力をそそぎ、国立音楽大学附属中学校高等学校、横浜聖光学院などにて、講師を務める。