レッスンについて
こんなお悩みはありませんか?
右手のお悩み
・音がかすれる
・綺麗な音にならない
・弓が真っ直ぐにならない
・弓が弦の上で滑ってしまう
・勝手に弓がバウンドしてしまう
・他の弦を触ってしまう
・弓元がうまく使えない
・返しがスムーズでない
・均等なストロークにならない
・思ったような音が出ない(弓がコントロールできていないと感じる)
左手のお悩み
・音程が不安定
・ハイ・ポジションの移動が苦手
・小指の音程が不安定、指が届かない
・十音の音程が取れない
・ビブラートが上手く出来ない、ちょうど良く出来ない
左右のコンビネーション
・速く弾けない
その他のお悩み
・音が小さいと言われる
・練習していると、腕や首肩など、どこかが痛くなる
・とにかく「頑張っている」のに、思うように上達しない
・先生に、いつも同じことを言われる (やっているつもりなのに)
・ヴァイオリンをやっているから、巻き肩である (→ 仕方のないことではありません)
そんなお悩みを一瞬で解決する方法は・・・
すみません。
そんな方法は、ありません。
でも、
何故できないのか、何故、痛くなってしまうのか、
分析して、根本からの改善を目指すことは、できます。
小林倫子の提案
初級者~中級者の方
左は、楽器の持ち方。右は、弓の持ち方。
「持ち方」が上手く出来ていないと、その先の動作に影響が出ます。
しかし、楽器の特性上、子供の時から「大人と同じ持ち方」は、どうしても出来ませんし、
大人になってから始める場合でも、最初からきちんと持つ事は難しいのです。
習い始めは、ある程度、細かいことを妥協していくことも必要・・・
だからこそ、「ある段階」で、「より正しい」持ち方へ移行していくことが大切です。
個人差もありますので、その「切り替え」も、すぐに出来るわけではありませんが、
子供・大人問わず、常に地道に「より良いフォーム」を模索していくことが、上達に繋がります。
・指が弱い、小指が届かない、などのお悩みは、根気よくエクササイズをすれば、確実に解決できます。(お子様の場合は、成長度合いと相談して、無理のない範囲で進めます)
・手首が固い、などの、よくあるお悩みも、実は指の筋力が充分でないことが原因ということもあります。その場合は、確実に改善します。
・お子様も大人も、自分の力で楽譜を読めるようにしていきます。
・それぞれの生徒さんに合った説明方法で、ひとつひとつ丁寧に、指導していきます。
上級者の方
・思うような音が出せていますか?
・表現したい通りに、弾けていますか?
・自己評価と他人の評価に、ギャップがありませんか?
問題点を掘り下げると、弾き方の癖、考え方の癖、等に起因することが多いです。
もしも「癖」が上達を妨げているのであれば、一度堀さ下げ、向き合うことが必要ですね。
・よく、「脱力が大事」と言いますが、力を抜けば良いというものではありません。
どこの力を抜いて、どこを抜かないのか。
どうしたら、それが出来るのか。
上手くいかない原因は、人それぞれです。一緒に考えて、一つ一つを解決していきましょう。
・セカンドオピニオン
ちゃんと習っていて、「頑張っているのに、なかなか上達しない」「いつも、先生には同じことばかり言われる」など、良くあることですね。
そんな時、もしかしたら、セカンドオピニオンを聞くことが、解決の糸口になることもあります。
違う人から、違う言葉で説明されるだけで、「いつも言われていること」の意味や重要性を再認識出来たり、なにか進歩に繋がることが得られる可能性があります。
上達するために必要なこと
それは、絶対的な基礎力だと、私は考えます。
例えば、
重量挙げの選手は、バーベルを挙げる練習の他に、何をしますか?
体幹を鍛えたり、身体の各部分の筋肉を個々に鍛えたり、走り込んだり?も、するのではないでしょうか。(想像ですが)
「バーベルを挙げる」以外の練習のほうが、実際には、多いかもしれません。
ヴァイオリンの場合、
「色々な曲を弾けるようになりたい」
「この曲が、上手く弾けるようになりたい」
いつだって、目的は「曲」です。
でも、だからといって「曲」ばかり練習していても、基礎力が上がらなければ、なかなか上達はしないのです。
・左手の指の練習
・右手のボーイング練習
・音階練習
・エチュードと呼ばれる練習曲の数々
・・・様々な練習材料があります。
それらの基礎練習材料も、「より正しいやり方」で行わないと、よい成果が出ません。
「より正しいやり方」には、より正しい「姿勢と持ち方」も必要です。
「正しい姿勢」「正しい持ち方」とはなにか
ヴァイオリンを弾くあたって、「絶対的に正しい姿勢」というのはありません。
何故なら、人は1人ずつ、それぞれ骨格が違います。首の長さ、腕の長さ、指の長さ、関節の柔軟性等・・・何もかもが違います。
私に最適な持ち方が、他の誰かにも当てはまるとは限らないのです。
でも、「上手い人」の持ち方や姿勢には、共通の何かが存在するはず。
「基本の持ち方」を基準に、そして「上手い人」の姿勢を参考にしながら、その人に最適なポジションを探していきます。
一方で、
「先生の言う通りにやろうとしても、出来ない」場合、もしかしたら、普段の姿勢が良くなかったり、筋力不足である可能性もあります。
そのような場合は、より良い持ち方が出来るように、無理のない方法で、各所の筋力強化や、姿勢改善エクササイズを実施していきます。
コンディショニング&トレーニング「ヴァイオリニストの筋トレ」ほこちら
「出来ている」と思っている上級者の中にも、個々の癖が、知らないうちに表現の妨げになっている、ということが多々あります。
より良い弾き方・表現を目指すためには、常に「より良い姿勢・持ち方・動かし方」を模索し続けます。
失敗経験に基づいた、向上方法
・ヴァイオリンを毎日練習しているのだから、巻き肩でも仕方がないと、思っていませんか?
・音が小さいのは、腕の力が足りないからと、思っていませんか?
・腕や首が痛くなるのは、楽器の特性上仕方がないと思っていませんか? 痛みによって、ヴァイオリンを諦めようとしていませんか?
・指がうまくまわらないのは、単純に「練習が足りないだけ」と思っていませんか?(注:そういう場合もあります)
小林倫子は、身体的不調により、演奏が困難になってしまったことがあります。段々と痛む箇所が増え、下降線を辿り、一時は楽器を5分保持することも難しくなりました。その状態では、まともに練習なんて出来ません。
「楽器を保持する」という最低限のことが、なぜ困難になってしまったのか・・・その分析を元に、不調だった期間についてしまった体の癖、落ちてしまった筋力、指の柔軟性などを回復させるため、「弾く」以前のリハビリ、
・姿勢を保つインナーマッスルの機能回復
・指のエクササイズ
等を、専門家の指導のもと、徹底して行いました。
その結果、若い頃よりも楽に、難しい箇所が弾けるようになりましたし、より力強く深い音が出せるようになっております。
この経験をもとに、
様々な演奏技術の問題、身体的な問題を、解剖学的観点で分析し、改善ためのエクササイズやルーティーンを見つけ、解決、上達へと導きます。
身体能力が上がれば、ヴァイオリンの技術はおのずと向上します。練習効果も上がります。
客観的な視線を持つ
自分では「こう弾いているつもり」「こう表現したいから、こうする」と思っていること、本当に、効果的に聴き手に伝わっているでしょうか。
小林倫子のレッスンでは、出来るだけ客観的な視点を持ってもらいたいため、自己分析を促せるように、誘導しています。
私から生徒さんに「こうしなさい」と言うだけでは、「先生に言われたからこうする」「言われた通りやっているつもり」になりがちです。
ご自身から「こうしたいから、これを、やらなければ」と思えるようなコミュニケーションを心がけています。
客観的な視点から自分の演奏を見るために、動画を撮影し、一緒に検証していく場合もあります。
自発的に改善点を見つけ出す習慣にも繋がり、とても効果的です。
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