その32 近況と、「特別エッセイ」への入口

その32 近況と、「特別エッセイ」への入り口

皆様こんにちは。

2022年1月に、特別エッセイ「ヴァイオリニストの痛みとリハビリの日記」を公開してから、もうすぐ1年が経とうとしています。

あの特別エッセイは、私がちょっとした不調を覚え始めたところから、一時は全く弾けなくなったこと。紆余曲折を経て、信頼できる治療家兼トレーナーさんと出会い、苦しいリハビリ期間を経て、やっと回復のラインに乗ることが出来た、というお話でした。

「これで直った!完全に元通り!」と言える基準が、コロナ禍という状況も相まって、なかなか明言しにくかったため、実際、どこまで回復したのか、というところは曖昧なまま、エッセイは終わっておりました。

それから1年。

近況をご報告しますと、

「リハビリ」から「筋トレ」に進化する中で、体は「元通り」よりも丈夫になっており、身体作りが順調に進んでいます。

演奏に支障をきたしていた状態から回復するための最初のリハビリでは、手指の使い方についても様々な分析をしたため、今は、むしろ若い頃よりも、同じ曲が楽に弾けるようになっています。

ということは、表現の幅も更に広げていけるのだろうな、と思うのです。(もちろん、ご批評ご批判はご教示ください)

身体能力が上がれば、疲れにくい身体となりますし、近年では考えられなかったような、多少のハードスケジュールにも挑戦しております。

withコロナという流れの中、今シーズンは、久しぶりに演奏活動も充実しました。

停滞していた時間を戻す事はできませんが、その時間を取り戻す以上の、充実した活動とともに、今後も進化し続けていきたいと考えておりますので、どうぞ、これからも小林倫子をよろしくお願いいたします。

「ヴァイオリニストの痛みとリハビリの日記」につきましては、周りの皆様に自分の辿ってきた道をご報告する、という役目は果たしたように思い、一度、掲載を取り下げておりましたが、

このようなお話を読んで励まされる方もいらっしゃるかもしれない、という想いのもと、こちらからご入場いただければ、お読みいただけるようにしておきます。

いつも小林倫子を応援してくださり、ありがとうございます。

「日記」が、どこかで痛みや壁にぶつかっている方に、届きますように。

2022年12月

「ヴァイオリニストの痛みとリハビリの日記」は、こちらから

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