その53 ダメなダイエットで起こった、さまざまな不調のお話

その53 「ダメなダイエット」で起こった、さまざまな不調のお話 ~ 30代で起こった「老化現象」

エッセイ「その47 」では、私が昔ダイエットをしていたお話をしました。↓↓

「昔のダイエットのせいで、ヴァイオリニストとしての地獄を味わった話 〜すべては、そのダイエットから始まった〜」

そして、そのダイエットの代償として、ヴァイオリニストとして直面した危機については、「ヴァイオリニストの痛みとリハビリの日記」に掲載しております。

身体の立て直しを始めてから4年が経ち、見違えるように元気になった私は、過去の自分を振り返ってみると、「あの頃に身体に起きていた、あの不調も、この不調も、元はと言えばダイエットのせいだったのか」と思い当たることがどんどん増えてきています。それぞれが些細な事だったので、当時は、ダイエットと結びつけては考えませんでした。

しかし、元気になればなるほど = 普通の身体に戻れば戻るほど、異常だったことに気がつくのですね。

今日は、当時「些細な事」と思っていた色々な現象…、ヴァイオリンとは関係のない場面での、日常的な不調のお話していきたいと思います。

①疲れやすくなる

ダイエット中は摂取エネルギーを抑えるので、疲れやすくなるのは当然ですよね。私も始めは「仕方ない」と思っていたし、そこを気合いで頑張ることに、かえって達成感を感じたりもしました。

そして、その結果体重が減ると、気持ちは嬉しいのですが、もっと疲れやすくなります。体力の低下です。

そうすると、段々と「疲れてしまうから程々にしておこう」と思うようになり、「無理をしない」ことが基本マインドになっていきました。

20代後半に最低体重をヒットした瞬間に目が覚め、ダイエットはやめた筈でしたが、むしろその後(30代以降)に、私の体力はどんどん減少していきました。20代の頃は無理が効いていたのでしょうか。

旅行や観光に行っても、ショッピングに行っても、飲み会に行っても、脚や膝が痛くなってしまったり、疲れて次の日に動けなくなったり・・・ということが増えました。

そんなことが増えていき、段々と「疲れてしまうから程々にしておこう」と思うように行動範囲が狭くなり、必要以上に出掛けることが減って、「省エネ」な生活になっていきました。

当時は「痩せているから体力がない」のは仕方がないのかと思っていましたが、痩せていたって元気な人は沢山います。歳を取れば体力が落ちていくのは、ある程度は仕方のないことではありますが、まだ30代でしたから、「おかしい」と気付かなければいけなかったな、と反省しています。

②重い物が持てない

急にできなくなったわけではありません。

少しずつ、少しずつ・・・

その間に段々と、「なるべく重い物を持つのを避けよう」と思って行動するようになるので、持つ機会も減り、実際に「どれだけ持てなくなっていたのか」、というのは、トータルでは分からないのですが。

キッチンでは、中身の入った鍋を持ち上げるのには最新の注意を払いましたし、ヤカンに水を入れた状態では、片手で持てませんでした。

楽器を持って(背負って)外出すると、首や背中が痛くなることが多くなってきたので、なるべく持って歩く時間を減らすとか、演奏旅行でスーツケースを持っていく時は必ず宅急便で送る、など、荷物問題は本当に気を使う毎日でした。

③ビンの蓋が開けられない

ビンの蓋以外には、例えば、

ガソリンの給油口を空けることが出来なかったり、ペットボトルの蓋にも苦戦していました。

レモンを絞ったり、手洗いしたものを絞ったりする動作も、前より弱々しくなりました。

「手や指がすぐに痛くなる」という症状があったため、「今は、痛いから持てないんだ」「痛みが治れば、出来るはず」とも、思っていました。

でも、痛くなる理由そのものが筋力の低下だったので、そういう問題ではなかたっと思います。痛くない時でも、「痛くなったら困る」と思って、あまり無理をしないようにしていたので、握力は低下するいっぽうでしたし、そのような状態では、痛めるリスクも増えました。

握力が低下したため「普通の人が出来ることが出来ない」という状態だったと思います。手を使う仕事をしているはずなのに、そんな状態になるなんて。ちょっと、信じられませんね。

④寒さに弱くなる

元々寒さは苦手だったので、最初はそれ程気にならなかったのです。が、確実に「寒がり」が進行していきました。

冬だけでなく、夏の冷房でも、すぐに冷えてしまうようになりました。(本当に、瞬時に)

一度冷えてしまって指先が紫色になると、なかなか回復しません。エネルギーが不足していたため、身体の中から熱を発さないのです。

ですから、どんな時でも、人よりも1枚多く服を着ていましたし、1枚多く、上着を持っていました。

冷房対策で、夏でもホッカイロを使ったり。

長時間でなくても、例えばちょっとスーパーで買い物をするような時でも、ものすごく冷房には敏感になり、夏の室内では必ずジャケットを着ていました。

⑤夏の暑さに耐えられない

寒い時だけでなく、暑い時にも、バテやすくなりました。

ただ、これは、体格が良くても暑さに弱い人はいますから、それほど特別なことではないかもしれません。筋力の低下と、直接は関係はないと思います。が、体力が低下していたことは確かですので、暑さが「堪える」身体でした。

それと、バテる原因は暑さのみではなく、暑さと冷房の気温差について行けない、ということだったのかもしれません。

④の「寒さに弱くなる」と併せて考えると、確実に体温調節機能が衰えていたと思います。

そうなると、単純に「体力」や「筋力」だけの話ではなく、「自律神経」や「ホルモンバランス」の問題にまで、広がっていくことになります・・・。

⑥頭痛

ある時から(おそらく25歳くらい~数年間)独特な感じの頭痛に悩まされるようになりました。

頭が痛いだけではなく、頭が重くなり、身体も怠くなります。「微熱があるのかな?」という体感で、怠くて起き上がれません。発熱する訳ではないので仕事には行けますが、不要不急の用事は見送る、というような感じになります。

そして、これは一度発症すると、時には1か月くらい継続するのです。

一番酷いのは朝で、夕方になると不快感や不調は軽減します。

普段の私は朝が得意なタイプなので、「朝が辛い」というのは精神的にもキツイことでした。

このような症状が初めて出てから、とりあえず薬での改善に辿り着くまで、5~6年間ありました。その間、だんだんと症状の出方が重くなっていきました。

「熱があるような体感」でも、熱はない。そして、医師に診てもらっても、特に悪いところはないのです。

その後判明したのは、「緊張型頭痛」ではないか、ということ。

そのように診断された途端に、色々な対処が出来るようになり、症状が出ても悪化することが無くなり、だんだんと、その「発作」のような頭痛は気にならなくなっていきました。

でも、原因が分からなかった頃は、とても怖かったです。用心してなるべく家で休むようになり、人に合う予定などもドタキャンをしたり。ドタキャンをすることで精神的にも追い詰められたり。

そして、益々動かなくなり、基本的な体力がさらに衰えていきました。

「緊張型頭痛」というのは、肩や首周りの凝りが原因となります。「動かない」「休む」というのは、実は逆効果なのです。

凝りが原因なら、凝りを解消すれば良いではないか、と思われると思いますが、「凝っていると感じないのに凝っている」という状態だったのですね。そして、そんな凝りが慢性化して、「凝り」の感覚よりも先に「動けない」という症状がやってきたのです。

「筋肉の凝り」が何故そんなに悪化したのか?と考えてみると、活動量が減ったこと、そして筋力の低下は、非常に大きな原因でではなかったか?と思います。

⑥胃

30代の前半頃、常に胃の調子が悪い時期がありました。

これも、先ほどの「緊張型頭痛」と同じように、一度調子が悪くなると1ヶ月くらいずっと続き、その間はまともに食べられませんでした。

その頃は、もうダイエットはしていなかったのですが、胃の調子のせいで、食べられない時が頻繁にあり、そのたびに少し体重は落ちました。そして、食べられないとエネルギーが足りなくなるので、活動量も減ります。

胃はストレスの影響を最も受けやすい臓器と言われていますから、不調の原因はもちろん、ストレスもあったと思いますが、もっと単純な原因としては、「冷え」が大きかったと思います。

身体が熱を発せなかったため、冷えによる不調が、次から次へと現れました。

⑦腸

胃が悪くなるよりも先に異常を感じたのは、実は腸でした(20代後半)。

日常生活でも不便を感じるほどに腹痛を発症することが増えて、原因が分からずに病院へ行ったら、極度の便秘とのことでした。

女性は便秘がちになりやすい、というイメージもあるので、原因が分かった時には「なんだ、そんなこと…」と拍子抜けしましたが、そうは言っても、20代後半にして毎日のように薬で調節しなければならなくなったので、「私は一生便秘の薬を飲んで暮らさなければならないのか?」「効かなくなったらどうしよう?」という悩み抱えることになりました。

この問題は、わりと最近(40代前半)まで継続していましたが、今は薬から離脱しています。

食べる量も少なかったし、身体を動かさなくなっていたので内臓も元気がなくなり、とにかく、消化活動が鈍くなっていたのでしょう。腸の動きが悪くなった後に、胃にも症状が現れる・・・私はそんな順番だったようです。

しっかり食べないと、エネルギーは発生させられません。食べて、消化して・・・という基本的なシステムを、どんどん衰えさせる生活スタイルに陥っていました。

⑧足が痛くて歩けない!

ある時、1泊2日の一人旅に行きました。

行き慣れた土地だったので、効率よく色々なところを巡ろうと、シュミレーションをしながら楽しみにしていた旅行です。

飛行機で目的地に到着後、とりあえずホテルまで移動していたら、足が、少し痛みました。

それまで痛くなったことが無い場所で、初めての痛み方でした。

歩き回る計画でしたので、暗雲が立ち込めました。

結局、夜までにはかなり痛んで、歩くのが辛くなってしまい、次の日の予定は早くに切り上げて帰途につき、その後整形外科を受診しました。すると

「偏平足だからね、そろそろ人生の半分の年齢ですから、大事にしないと。インソールを作りましょう」と言われました。

保険適用のインソール(足底版)は、保険が適用されるとはいえ高額です。でも、しっかりと足の形を支えてくれるので、そのインソールを履いていたら、しばらくして痛みは消えました。

しかし、かなり「しっかりした」作りのため、そのインソールは、スニーカーにしか入らないのです。

その瞬間から私は、演奏の本番以外では、しっかりした大きさのあるスニーカー(またはブーツなど)しか履けないことになりました。同じ「スニーカー」でも、ちょっと細身だったりするとインソールが入らないし、履き口が浅いスニーカーもNG。お洒落なパンプスやサンダルなどは言うまでもありません。かなり、足元のお洒落が制限されることとなりました。

元々私は「靴好き」で、靴売り場を見て歩くのが大好きだったのに、履ける靴が大幅に限られてしまうこととなり、人生の楽しみのひとつを失いました。でも、お洒落な靴を履けばすぐに足が痛くなってしまうので、仕方がありません。

もう一つ問題だったのは、そのインソールは、保険適用のため、1年半に1足分しか作れないのです。毎日履くものなので、汗のにおいが染みつきます。靴なら履きかえればよいですが、インソールは、それ1足分しかないので、靴を履き替えても同じインソールを着用し続けなければならないのです。

かといって、まめに洗うと傷んできます。とにかく1年半経つまでは、その1足を大事に大事に使わなければならず、不便でした。

そして、1年半後に新しい1足分を作ってもらう・・・ということを、2回繰り返しました。

私は一生スニーカーしか履けないのだろう・・・と諦めていました。(そのお陰で、スニーカーの世界というものも知ることが出来たのは楽しかったですし、スニーカーも大好きです、が。)

ところが・・・

リハビリを経て元気になったある時、ふと、久しぶりにパンプスを買ってみたのです。

すると、足は疲れるけれど、「痛くなる」ということはありませんでした。

あれ? 私、どんな靴でも履けるようになったんだ??

要するに、

足まわりの筋力が極度に低下していたため、「少しでもフィットしていないと痛みが出てしまう」という状態だったのです。靴が少しでも緩かったり、キツかったり、履き口が浅くて足首が不安定になったり・・・というような小さな原因で、すぐに痛くなってしまうような足になっていたのでした。

ちなみに、現在も偏平足は治っていません。でも、偏平足だからと言って即座にインソールが必須というわけではないのです。筋力が普通にあれば、少しくらい歩き方に癖があっても、靴が合わなくても、多少は筋力でカバーできます。(もちろん、合わない靴はなるべく履かないほうが良いですが)

⑨生理が止まる

実は、ここに書いてきたことの中で、これが一番最初に起こったこと。20代前半でした。

その頃はまだ、そこまでダイエットは加速していませんでしたし、体重もそこまで落ちていなかったので、この現象がダイエットだけのせいなのか、それとも留学生活に伴うストレスが大きかったのか、当時も現在も、本当のところは分かりません。ですから、完全に「ダイエットのせい」とは言いきれないのですが・・・

実はこれも、短期的な現象にとどまらず、約20年間続きました。

この「継続してしまった要因」は、治療方針やライフスタイルとの兼ね合いもあるかもしれません。もしも、早くに結婚や出産を真剣に考えていたら・・・、もっと早くにセカンドオピニオンを求めていたら・・・など、「もし」と思うことは複数あります。

ただ、私に問題が起きたのは1999年頃、そして解決したのが2020年代ですから、その20年余りの間に、治療薬の状況や治療の常識等など、色々なことが変わったと想像します。私が経験したことは、あくまでも、その時その時のベストの対処をした結果だったのだろう・・・と思うことにはしています。

全てが「ダイエットのせい」かどうか分からない、と書きましたが、仮に「ダイエットの影響が大きかった」と仮定してお話しますと、

そのせいで私は、ひとりの人間として経験できる可能性のある「出産」を、20代の始めから諦めることとなりました。軽い気持ちで始めたダイエットだったのに・・・。それどころか、最初は「ダイエット」とも思っていなかった程のことだったのに。

40代になって最終的に回復した時、「これからでも出産できるかも」とも、もちろん思いましたが、あいにく結婚の予定もありませんし、もう「出産はできないもの」として生きてしまったので、チャンスに巡り合うことは出来ませんでした。

これまでの経験を振り返って思うことは、私は実は、元々とても健康体なのだということ。だからこそ、ひどい健康状態から回復が出来て、今があるのだと思います。もし、そもそもダイエットをしていなければ・・・結婚・出産する人生も選べたかもしれない。

そんな風に、今でも、

思ってしまうことは、時々あります。

⑩身体の動きが悪くなっていく

これは結果論なのですが、

疲れやすくなったせいで、なるべく疲れないような生活スタイルに変わっていくと同時に、ひとつひとつの身体の動き自体も「省エネ」になっていきました。

なるべく、身体を動かす範囲を少なくする、ということを、脳が無意識でやっていくのです。

例えば「物を取る」や「掃除をする」など、日常生活の中の動作で、「なるべく動きの少ない方法でやる」という癖がついてきます。

すると、身体や脳に「あ、動かさなくていいんだ」とインプットされ、段々、動かさない →動かす筋肉が眠っていく →動かせなくなっていく・・・ということになります。

身体全体の動きが、次第に少なくなっていく中で、ヴァイオリンを弾く時だけは、以前と同じように動こうとします。そうすると身体は「あれ?省エネじゃなかったっけ?」とビックリして、急な動きに耐えられず、痛みを発症したりするのですね。

この⑩がもっと進むと、「ロコモティブシンドローム」や「フレイル」という段階に進んでいくのだと思います。

この段階になるまでに、①~⑨までの色々なサインが出ていたのにも関わらず、ここまで来てしまって、最終的に、仕事であるヴァイオリンにも影響が出始めたところで、私の「身体立て直し」が始まりました。

それは、ちょうど世界が、コロナ禍に突入する頃でした。

人格がかわる?

ここまで、些細なことも含め10個の不調を書いてきました。このような事が起き続けると、どんな生活スタイルになるか、そして、どんな人間(性格)になっていくか・・・・の、大まかな「まとめ」です。

・「疲れやすい」ので、常にスケジュール調整に気を使う。

・飲み会に行かなくなる(元々あまり行かないのですが、さらに)。行こうとしても、体調によるドタキャンが多くなる。それによって迷惑をかけるのを恐れ、約束をするのが怖くなる。付き合いが悪くなる。

・人と一緒に食事をする時には、「いかに、さりげなく残すか」ばかり考える。残すのは後ろめたいので、申し訳ないと思っているため、美味しい物が楽しめなくなる。(美味しい物は好きなのに、です)

・出かける時や仕事に行く時には、「身体が冷えないこと」「なるべく疲れないようにすること」「荷物を1gでも軽くすること」を考えて行動する。体力温存が第一。そして活動量が減る。

・とにかく色々なことに神経質になる。

・だんだんと「自分に出来ること」が減っていくのを感じる。未来に希望が見いだせなくなる。

・「出来る範囲」=極めて狭い範囲でしか、自分の行動を決められない。

・・・なんだか、すごく残念な気がしませんか? もう一度言いますが、本当は健康体だったのです。

ダメなダイエットは、人格までも変えてしまいます。

なにが「ダメな」ダイエットなの?

さて、このような身体の不調を経験してしまった、私の「ダメな」ダイエットでしたが、

では、

なにが「ダメ」で、なにが「ダメでない」のか。

今は、あらゆる情報が簡単に手に入る時代ですから、わざわざ私がお話しなくても…という気もしますが、私自身、最近になって改めて重要性を感じている事なので、一応書いておきます。

「良いダイエット」とは、「筋肉量を落とさず、余分な体脂肪のみを落とす」です。

私は、体脂肪と一緒に筋肉量も落ちてしまい、それに伴って代謝が落ち、血流も著しく低下して「元気のない身体」となり、①~⑩のような症状が次々と出て、次第に弱っていきました。

「筋肉量を落とさない」為には、バランスの取れた食事、質の良い睡眠、そして、定期的に身体を動かすこと(運動をする、もしくは、それに相当する活動をする等)、ですね。

「余分な体脂肪を落としたい」のであれば、「バランスよく食べながら」運動をすることが重要です。

食べる量を減らせば、確実に体重は減ります。体脂肪も減ります。でも、必要な筋肉まで落ちてしまいます。そして、身体に支障をきたします。

私は、ダイエットをしていた当時「タンパク質摂取量を減らしてはいけない」ということを一応は知っていましたが、あまり深くは知らなかったし、運動もしていなかった。完全に知識不足でした。

あの時代にYouTubeやSNSがあれば、もう少し、よい情報に巡り会えたのかもしれないな…と思ったりします。

全ては、些細なシグナル

これらは、20~30代の頃の私が実際に経験した話ですが、ひとつひとつは本当に小さなことですし、それらが一度に起こったわけではないので、その都度、不調は感じつつもやり過ごしてしまったり、多少我慢すれば大丈夫かな、と思ったり、薬でその場の解決を図ったり…と、してきました。

その、小さなこと・些細なことが積もると、本当に大変なことになるのです。

身体づくりは一生つづく

現在の私は随分と健康になりました。肩こりラボの治療とリハビリ・トレーニングを経て、ほぼ全てが解決しています。あんなに苦しんだ症状も、元はと言えば「痩せて、弱って、不健康になっていた」ことが原因だったのだ・・・と実感しています。

このページに書いたような不調は、「歳を取ったら仕方なく起こる事」に入るようなことでもありますね。歳と共に、身体は当然衰えますので、同じような経験をされる方も多いかもしれません。

でも、私はこれらを20~30代で経験したのです。「早すぎる老化現象」のようだった、と思います。

そして今は、ほぼ全てから回復し、確実に若返った気分になっています。

皆さんの周りに、もし、このようなサインが出ている人がいたら、是非、気にかけてみてください。それらの不調は、健康的な身体作りを目指す(自分に合ったリハビリ・トレーニングを見つける)ことで、根本改善する可能性もあるし、もし高齢の方であっても、年齢に抗う努力をするだけの価値は大いにあると思います。確実に、健康寿命を伸ばすことに繋がります。

皆様どうか、ご自身、そしてご家族や周りの方々の健康にもご留意のうえ、健やかな日々を送ってください。

音楽を、聴くのも奏でるのも、健康第一。

もし、今よりも上手に奏でたい、と思う方は、是非身体を鍛えましょう。

ヴァイオリニストには、筋トレは必要です!

そして実は、すべての人が、「身体を育てる」もしくは「維持する」ために筋トレをすべきだと思います。

「エッセイ」「Youtube チャンネル」の両方で、

「ヴァイオリニストの筋トレ」シリーズ をアップしております。

もちろん「ヴァイオリンの基礎」シリーズ も、あります!

是非ご覧ください♪

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