その73 第10回のリサイタルに込めた想い
2024年1月、イギリス留学からの本帰国を見据えて、初めて東京で「小林倫子ヴァイオリン・リサイタル」を開催しました。
それから2~3年ごとに回を重ね、2025年11月30日に、記念すべき第10回を行うことができました。
このサイト内に沢山書いてありますが、その間には、身体が悲鳴を上げて、活動を制限せざるを得なかった期間も長くありましたが、それでも、変わらず応援してくださる方々に恵まれ、身体も復活し、再びヴァイオリニストとしての歩みを進められるようになり、この日を迎えられたことに感謝申し上げます。
当日のプログラム内に掲載させていただいた、私の「ご挨拶」を、このページの下にも載せておこうと思います。
生の演奏は一度きりで終わってしまいますが、その演奏に至るまでの想いが、この「ご挨拶」に込められています。そして読み返すと再び、想いが溢れてくるのを感じます。加えて、人生の新しいページへ歩みを進める私の決意と、皆様への感謝を読み取っていただけましたら幸いです。
また、体調を崩してしまった経緯や、復活までの道のりを綴った【痛みとリハビリの日記】はこちらです。今の活動や、現在進行中の学業に繋がる、大切な経験でした。↓
ヴァイオリニスト 小林倫子 公式ウェブサイト | 特別エッセイ 「ヴァイオリニストの痛みとリハビリの日記」
【2025年11月30日 「小林倫子ヴァイオリン・リサイタル」のプログラム冊子より】
ご挨拶
初めて自主リサイタルを開いたのは2004年でした。それ以来、学生時代を過ごしたイギリスの作品を取り入れながら、様々なピアニストに共演をしていただき、回を重ねてまいりました。20年の間に世の中はだいぶ変化しましたし、個々を取り巻く状況も変化し続けておりますが、どんな時にも応援し続けてくださった皆様のお陰で、ここまで歩んで来ることができました。感謝を申し上げます。
人は常に、「自分がまだ見たことのない世界」を見たい、と思うものだと思います。
「あちら側からの世界はどう見えるんだろう?」と思って足を踏み出すことが出来るのは、それだけで幸せな、そして贅沢なことと思います。
私は今までの人生を通して、そのような可能性を開いてくれる方々に大変恵まれました。
現在私は医療系専門学校の学生でもあり、2028年春の国家資格取得を目指しています。ヴァイオリニストとトレーナー、そして鍼灸師。
「その二足(三足?)の草鞋は無理だ」と言う人はもちろんいます。
そう、無理かもしれません、1人で何人分もの人生を生きることは。
でも、これらがすべて私なのであれば、融合するはず、と信じます。
このような恵まれた環境に甘んじることがないよう、肝に銘じ、これからも精進を続けていきたいと思います。
皆様とともに、もっともっと新しい世界に進んでいけますように。
今後とも、小林倫子をどうぞ宜しくお願いいたします。
2025年11月 小林倫子




コメント